京都の弁護士真田千雅子(京都弁護士会所属)の研修紹介③

 

こんにちは、京都の弁護士の真田千雅子(さなだ ちかこ)です(京都弁護士会所属)。

 

昨日は、京都弁護士会館にて開催された、京都弁護士会主催の刑事弁護研修に行ってまいりました。

 

この日は、主に当番弁護における弁護人の活動内容について学ばせていただきました。

当番弁護とは、警察に逮捕された被疑者の方に、初回に限って無料で弁護士が面会に行く制度のことをいいます。

当番弁護で被疑者の方との接見要請があった場合、直ちに接見に出動することになります。

接見においては、被疑者の方から丁寧に逮捕された事情等を伺いつつ、突然逮捕されてしまったという非日常的な体験から生じる不安を解消させて差し上げることが大切になります。

 

研修では、接見でのあるまじき弁護士の行為・態度(たとえば、被疑者の方に対して横柄な態度で会話をしたり、被疑者の方の不安を煽るような内容の説明をしたりする行為)などについて指導していただき、身柄を拘束され今後自分がどうなるのか、いつまで留置場にいなければならないのか不安になっている被疑者の方に対して、どのように対応すべきかについて勉強させていただきました。

被疑者の方に対する自分の行為・態度によって、被疑者の方の精神面に大きな影響を与えることを改めて考えさせられました。

 

研修で学んだことを活かし、今後、弁護人としての活動をブラッシュアップさせていきたいと思います。