京都の弁護士真田千雅子(京都弁護士会所属)の書籍紹介

こんにちは、京都の弁護士の真田千雅子です(京都弁護士会所属)。

 

突然ですが、私は残念な人です。

 

 

急に何を言い出すのかと言いますと、私が最近読んだ書籍の中で「残念な人」が定義されており、おそらく私はその「残念な人」に該当するおそれがあります。

 

その書籍とは、『残念な人の思考法』(山崎将志著、日本経済新聞出版社、2010)です。

 

「残念な人」の詳細については省略いたしますが、例えば、一日の仕事が終わって「疲れた」状態になることを仕事が充実していると勘違いしていたり、物事を自分の頭で考えるクセがついていない等の人のことをいうと本書では紹介されています。

「あなたは仕事で忙しいですか?」という問いに対して、

「はい」と答えた人は「残念な人」である可能性が高いそうです。

 

残念な人にならないためには、どうすればよいのか。

それは、常に考えることである、と本書は教えてくれています。

私たちは、日常生活の中で、様々なシステムに支えられて生きています。

そして、すでに構築されたシステムを利用するだけであるため、どのような視点から当該システムが作られたのかあまり考える機会はないように感じます。

例えば、仕事上で使用するあるシステムがあったとしても、なぜその項目が組み込まれているのか等について考えなければ、システムを使いこなすことはできず、仕事のできない人になってしまうおそれがあるようです。

 

日々の時間に追われ、無意識に漫然と仕事をしていると、「残念な人」になってしまいます。

毎日の仕事において、時間に余裕をもたせ、楽しく過ごすためには、なぜ今からこの仕事をするのかという目的を持つとともに、その目的を具体的・計画的に行動することが重要となります。

「残念な人」にならないために、常に仕事の段取りを念頭に置いて、仕事を楽しく進めることができるようになりたい、と本書を読んで実感いたしました。