京都の弁護士真田千雅子(京都弁護士会所属)の事務員研修第2弾紹介

こんにちは、京都の弁護士の真田千雅子です(京都弁護士会所属)。

 

本日は、京都弁護士会館で開催された事務員研修に出席してまいりました。

前回、当ブログで紹介した事務員研修の第2弾で、テーマは「訴訟資料の取寄せ」でした。

 

弁護士が、相談者から依頼された事件を進めていく上で、各種資料を取り寄せることはとても重要です。

たとえば、遺産分割協議の依頼があった場合、一部の相続人を除外して行った遺産分割は無効となることから、被相続人(亡くなられた方)の戸籍謄本を取り寄せた上で、被相続人の出生まで遡って調査し、相続人が誰なのかを正確に把握することが重要となります。

被相続人の遺産分割協議が長年にわたり放置されたような事案では、相続人が膨大な人数になることもあり、戸籍を取り寄せるだけでもかなりの時間を要することがあります。

 

事件を処理する上で、戸籍謄本だけでなく、不動産登記事項証明書や法人登記事項証明書、固定資産評価証明書、住民票(除票)、成年後見登記事項証明書、交通事故証明書、自動車登録事項証明書など、様々な資料を取り寄せる必要があります。

 

本日の研修では、上記各資料における申請書等の記載方法など、知っておけばスムーズに取り寄せができるポイント等を学ぶことができました。

今後の事件処理に活かしたいと思います。