弁護士工藤寛太(京都弁護士会所属)の弁護士バッジ紹介

京都の弁護士、工藤寛太です(京都弁護士会所属)。

本日は、弁護士バッジについてのブログです。

最近、弁護士や検察官を主人公とするテレビドラマが流行していることもあり、テレビで弁護士バッジを目にすることが多くなったように感じます。テレビドラマで使用されているのは、本物の弁護士バッジではなく、レプリカなのだと思いますが、弁護士バッジがアップになっても本物と区別がつかないものばかりで、よくできているなと思います。写真を見ていただければ分かるとおり、弁護士バッジはその中心だけ銀色なのですが、こんな細かい点まで再現されているものもあり、ドラマ制作者のこだわりを感じます。f:id:allone:20140901125908j:plain

弁護士バッジは、外見は金色ですが、銀色のバッジが金色のメッキでコーティングされているだけなので、使っているうちにメッキが剥がれて銀色になります。そのため、金色のバッジを付けている弁護士は若手、銀色のバッジを付けている弁護士はベテランというように、弁護士のキャリアを示す1つの目印になるといえます。金色のバッジだと経験不足の若手に見られるから、小銭入れに入れて持ち歩いたり、洗濯機にかけたりして、銀色にしようとする弁護士もいるそうです。

しかし、金色の弁護士バッジをしている弁護士が必ず若手かというと、そうとは限りません。その理由は2つあります。

まず1つは、そもそも弁護士バッジを着用しない弁護士がたくさんいるからです。どれだけキャリアが長くても、ずっと引出しに入っていれば、なかなか銀色にはなりません。もう1つの理由は、純銀製のノーマルバージョンの弁護士バッジを返還し、18金製のスペシャルバージョンの弁護士バッジを手に入れることができるからです。18金製なので、メッキが剥がれて銀色になることもなく、どれだけ弁護士としてキャリアを積んでも、金色に光り輝くバッジを着用することができます。しかし、この18金弁護士バッジの貸与を受けるためには、金の時価に応じたお金を払う必要があり、金が高騰している現在だと、10万円くらいするのではないか、という話も耳にします。

弁護士バッジを失くしてしまうと、再度の貸与を受けることになりますが、再度の貸与を受けると、弁護士バッジの裏に「再1」と刻印されます。再発行が増えるごとに、この数字は増加していきます。何のための刻印かは分かりませんが、なんとなく恥ずかしいので、弁護士バッジを失くさないように細心の注意を払おうと、このブログを書きながら改めて考えています。